完成立会いは細かいところまでチェックすべし!

マイホームの建築が終了すると完成立会いが行われるのですが、このときには細かいところまでしっかりとチェックしておくことが大切だと言えます。チェックすべき部分を理解しておらず、いい加減に確認を行うと住み始めてから問題に気づくことになるかもしれません。問題がある場合は住み始める前に解決してもらったほうがよいので、確認すべきポイントを知って、確実なチェックが行えるようにしておきましょう。

基本的には設計図を見ながらあらゆる部分を確認する必要があります。例えば室内ではドアや窓の開け閉めのスムーズさや水回りで正常に水を流すことができるか、歩くときに床や階段から異音がしないかなどです。体感では分からないかもしれませんが、床が傾いている場合があるのでビー玉を持参して転がすことで傾きを調べることも大切だと言えます。バスルームなどは排水の関係でわずかに傾いていることがあるので、排水に関係ない部屋で調べてみるとよいです。防音性の高い住まいをつくったのであれば、音漏れがひどくないかどうかも外から確認してみましょう。これ以外にも、壁や窓、収納の位置やサイズが設計図と違っていないか、照明器具やコンセントの位置や数に誤りはないか、ドアの開閉方向は正しいかなども見ておくべきです。

屋外では外壁にひび割れや欠けている部分がないか、土地の境界が明示されているか、隣地と共有物になっているものはないかなどを確認しておく必要があります。残土処分がしっかり行われているか、外構工事で終了していない部分がないかどうかなどといったチェックも必要です。同様に天井裏も点検口からのぞいたときに雨染みや建材の剥がれ落ちがないかどうか、配管はしっかりと繋がっているかどうかなどを確かめておくとよいでしょう。

完成立会いの際になんとなくチェックを行ってしまうと、完成した家の問題点に気がつかないまま住み始めることになってもおかしくないと言えます。ハウスメーカーや工務店によっては、住み始めてから発覚したトラブルは生活中に起こった問題だと判断されることもあるので注意が必要です。時間や手間はかかりますが、細かい部分までじっくり確認しておくことで後から問題が発覚するというトラブルを防ぐことができます。最後の最後で失敗しないためにも、完成立会いを行う前にはチェックポイントを事前に確認しておき、当日は隅から隅まできちんとチェックできるようにしておきましょう。

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